リビヤネコと暮らす いだ・むつつぎ (京浜詩は217号より)
リビヤネコと暮らす いだ・むつつぎ
孫娘がひろってきた子猫を預かる
六日、十日すぎても子猫の貰い手はない
そのまま我が家に居つきナツと名前がつく
女のナツは子どもが家にくるとフーッと威嚇
たぶん子どもたちにいじめられた仕返し
それから体の蚤で分かった、ナツはノラの子?
妻も私もカミつかれ、爪で引っ掻かれた
一年後、ナツは薄の裏山を風の如く疾走
ある日、シマヘビをくわえ庭に戻る
生きた獲物、私に早く見せようと帰ってきた
ナツは意気揚々、私は抱っこし頭をなでる
私はヘビに急いで逃げろと言ったがダメ
足元に横たわるヘビ、私はやさしくけとばす
気づいたヘビ、ゆっくりと草むらへ消えて行った
※五千年前、アフリカで野生猫を家畜化。その名はリビヤネコ。ナツは図鑑のリビヤネコと同じ。
孫娘がひろってきた子猫を預かる
六日、十日すぎても子猫の貰い手はない
そのまま我が家に居つきナツと名前がつく
女のナツは子どもが家にくるとフーッと威嚇
たぶん子どもたちにいじめられた仕返し
それから体の蚤で分かった、ナツはノラの子?
妻も私もカミつかれ、爪で引っ掻かれた
一年後、ナツは薄の裏山を風の如く疾走
ある日、シマヘビをくわえ庭に戻る
生きた獲物、私に早く見せようと帰ってきた
ナツは意気揚々、私は抱っこし頭をなでる
私はヘビに急いで逃げろと言ったがダメ
足元に横たわるヘビ、私はやさしくけとばす
気づいたヘビ、ゆっくりと草むらへ消えて行った
※五千年前、アフリカで野生猫を家畜化。その名はリビヤネコ。ナツは図鑑のリビヤネコと同じ。