空 久保 淫泉(京浜詩派216号より)
空(くう) 久保 淫泉
テロリストは 聖戦の名の元に
人々を捕え
恐怖で束縛し
盾とし 地にはびこる
人々の絶望 涙と赤い血
砂塵は 舞い上がり
人間の有様を 吹き払おうとする
アッラーの微笑む 空は青い
透明な青だ
大国は 互いの主張を
繰り返し
繰り返す 空爆
テロリストも人民も 見境無く
繰り返す空爆
繰り返す不毛の会議
終わり無き 憎悪の連鎖
石の家は 壊され
瓦礫の山
子ども達の 泣き叫ぶ声
涙と赤い血が 入り混ざって
荒涼たる大地は熱く 人々の悲しみを飲み込み
空気は乾き 砂塵が舞い 空は青い
知恵を働かすことを 忘れ
武器を持ち
新たに蒔き散らす
憎悪の種
砂塵は舞い上がり
人間の有様を 覆い隠そうとする
アッラーの微笑む空は 青い
突き抜けた
透明な青だ
テロリストは 聖戦の名の元に
人々を捕え
恐怖で束縛し
盾とし 地にはびこる
人々の絶望 涙と赤い血
砂塵は 舞い上がり
人間の有様を 吹き払おうとする
アッラーの微笑む 空は青い
透明な青だ
大国は 互いの主張を
繰り返し
繰り返す 空爆
テロリストも人民も 見境無く
繰り返す空爆
繰り返す不毛の会議
終わり無き 憎悪の連鎖
石の家は 壊され
瓦礫の山
子ども達の 泣き叫ぶ声
涙と赤い血が 入り混ざって
荒涼たる大地は熱く 人々の悲しみを飲み込み
空気は乾き 砂塵が舞い 空は青い
知恵を働かすことを 忘れ
武器を持ち
新たに蒔き散らす
憎悪の種
砂塵は舞い上がり
人間の有様を 覆い隠そうとする
アッラーの微笑む空は 青い
突き抜けた
透明な青だ