スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

象牙   久保 淫泉

象牙   久保 淫泉


明けやらぬ サバンナに
横たわる 象の屍

ハゲタカもハイエナも まだ気付いてはいない
湿気を帯びた 朝の空気

横たわる屍
牙を抜かれ
横たわる

象牙は
テロリスト達の資金源

やがて 象牙は
中国 日本の闇市場へと 流れて行く

陽が昇り
乾いた風が サバンナを熱くする
気付いた ハゲタカが 屍の上を舞い
嗅ぎ付けた ハイエナもやってくる
砂埃を上げ
先を争って 屍に喰らいつく
屍は骨となり
サバンナの土へと 還っていく

サバンナに夕陽の沈む 彼方
棒グラフの様な
ビルの群が
黒い影を落としている



京浜詩派 217号より
スポンサーサイト

テーマ : 詩・ポエム
ジャンル : 小説・文学

空       久保 淫泉(京浜詩派216号より)

空(くう)       久保 淫泉


テロリストは 聖戦の名の元に
人々を捕え
恐怖で束縛し
盾とし 地にはびこる
人々の絶望 涙と赤い血

砂塵は 舞い上がり
人間の有様を 吹き払おうとする
アッラーの微笑む 空は青い
透明な青だ

大国は 互いの主張を
繰り返し
繰り返す 空爆
テロリストも人民も 見境無く
繰り返す空爆
繰り返す不毛の会議
終わり無き 憎悪の連鎖

石の家は 壊され
瓦礫の山

子ども達の 泣き叫ぶ声
涙と赤い血が 入り混ざって

荒涼たる大地は熱く 人々の悲しみを飲み込み
空気は乾き 砂塵が舞い 空は青い

知恵を働かすことを 忘れ
武器を持ち
新たに蒔き散らす
憎悪の種

砂塵は舞い上がり
人間の有様を 覆い隠そうとする

アッラーの微笑む空は 青い
突き抜けた
透明な青だ

テーマ : 詩・ポエム
ジャンル : 小説・文学

横浜駅の時計
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
検索フォーム
プロフィール

横浜詩人会議

Author:横浜詩人会議
詩を書いて見ませんか?
こころの豊かさを願い、詩の作品にひかれるみなさん。あなたの感性で 暮らし 人生を語り 詩を書いて見ませんか?
掲載する詩誌は「京浜詩派」です。
連絡をお待ちしています。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新コメント
カテゴリ
リンク
月別アーカイブ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
小説・文学
1589位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]

102位
アクセスランキングを見る>>
最新トラックバック
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。