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むかし草競馬が? ―馬頭観音   花水川物語208  府川 きよし

むかし草競馬が?  
   ―馬頭観音   花水川物語208    府川 きよし


むかし馬は 武家も農民も生活の一部
馬とともに 生活する人々の中に
馬の無病息災を祈る 民間信仰が生まれた
農家では農耕馬の
馬の産地では 生まれ育つ仔馬たちの
馬稼ぎの人々は
馬と歩む道中 安全を祈り
道半ばで 力尽きた馬の冥福を祈るため
急死した道端などに 馬頭観音が祀られた
交通安全の意味でも信仰され
馬頭観音の石碑は 各地に沢山作られた

十数年前まで 花水川の平塚大橋の下流
旭の徳延 下水ポンプ場近くの土手に
小さな馬頭観音の石碑があった
移動したのか いつの間にか見えなくなった
どこかに集められているのなら いいのだが

子どものころ 荷馬車や馬糞を見たことがある
東海道の電柱に 馬は手綱で結ばれていた
田んぼは牛が鋤を引いて 耕していた
土起しをする 馬もいたのを覚えている
牛馬の姿を身近で見なくなって 六十数年も経つ
いま馬は テレビの時代劇か
競馬の放送でしか 目に触れない

草競馬が開催されていた という古い噂を頼りに
以前見たことがある 馬頭観音の大きな石碑
それを探しに 夕方自転車で出かける
河口の右岸 大磯町東町三丁目の住宅地
かつて東町には 作家の大岡昇平が居を構えていた
ここは海抜三㍍ 平塚市唐ヶ原との町境い
馬頭観世音の 大きな石碑が見つかった
解説文が刻まれていた という記憶があるが…
空想が膨らんだだけで それはなかった
石碑の後ろ側に
中郡畜産組合の団体名が 横書きで一番上にあり
縦書きで平塚運送業組合 代表者の二宮幸太郎
世話人八名など 六〇数名の名前が刻まれている
蹄鉄工三名 牛馬業一名の名もある

手帳に書き留めていたら 碑の隣に住んでいる
老婦人が 声をかけてきた
 町会議員でもあった二宮幸太郎さんが
 戦前 病気や傷ついた馬を 引取り治していた
 この辺りは 海風が高麗山にあたり
 海の方に戻る風が 馬に良かった
 家は少なく 牧場のような原っぱで
 高麗山から流れてくる小川・三沢川まで
 広がっていた 今クレソンが生えている
 病気の軍馬もいて 「練馬場」とも言われていた
 以前は 北側のバス通り脇に石碑があった
 区画整理で 今の所に移動してきた
 二宮さんの住んでいた家の斜め前になる

古い地図に 運動場のトラックのようなマーク?が
この辺りに 記されていた記憶がある
小さな牧場の柵が あったのかもしれない
だが わくわくするような草競馬が 
開催されていた訳ではなかった
ここは むかし馬の療養所であった
聞いていた噂も 自分の記憶も怪しいものだ
現地を見聞 住民や古老の話を聞いて
資料を漁り 事実に近付くことが出来た



むかし草競馬が? ―馬頭観音   花水川物語208  府川 きよし  京浜詩派 第218号より
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氾濫する川 府川きよし      しんぶん「赤旗」2017年9月22日より

170922府川


氾濫する川 府川きよし      しんぶん「赤旗」2017年9月22日より

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花水川物語204  ライフワーク   府川きよし   

 花水川物語204
ライフワーク   府川きよし             

ずっと暮らしている「ふるさと」
二、三冊の自作詩集に語らせている
遠い昔 と 今の物語

地元のこと 自分の体験を
書いてみたい とテーマを決め
「京浜詩派」の仲間に背中を押されて
発奮したのが 二〇年前
それは 還暦が近づいたころ

出来の良し悪しは 別にして
作品は 二〇〇を越え
ライフワークになった
たくさんの石ころの中に
たまに 光るものがあり
地元の友だちも 待っている
不思議と 種は尽きず
「花水川物語」は まだつづきます

「ふるさとは 遠きにありて思ふもの
  そして悲しくうたふもの・・・」
と室生犀星は、愛憎と複雑な思いを、感傷と反抗心をこめて歌っている。
 これは故郷を離れ、遠方にあって歌ったものではない。 苦闘時代に何度も上京し、 金沢へ帰郷した折に作った詩の一節。 ※

私の作品 感傷と反抗心が盛られていない
こんなに明るく 屈託のないものでいいのか
大先輩から 指摘されている弱点
どう 克服していったらいいのか
描写力が 問われている

ふるさとは 身近にありて思うもの
そして 楽しくうたうもの
未来を見つめて 考えるもの

 ※ 文芸評論家の「大岡信ことば館」より


京浜詩派 217号より

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少年の世界  府川 きよし(京浜詩派216号より)

花水川物語200
少年の世界  府川 きよし

空一面に
赤とんぼが やってきた
ふるさとの山から 飛んできた
空は うす紅色
富士は 小さなシルエット

スイスイ飛ぶ トンボを
追い回した 子どものころ
空は広く 澄んでいた
高麗山が向こうに
ドンと座っている

楽しかった野遊び
みんなの時も 一人の時も
外で よく遊んだ

夕焼け空に 会いたいときは
花水川の 高麗大橋がいい

少年は 世の中を知り
自我に 目覚め
人生を スタートした

 
※童謡・夕焼け小焼けの 「赤とんぼ」 のコーラス、三番
   と四番の間に、ピアノ伴奏(ハミング)を二回繰り返す
   メロディーをバックに、 作者が朗読する。


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自給自足 その10 我家の漬け物    府川きよし

我が家の漬け物  府川きよし 01 京浜詩派212号より
我が家の漬け物  府川きよし 01 京浜詩派212号より

京浜詩派 第212号 花水川物語182 自給自足 その10 我家の漬け物     府川きよし

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誘惑に勝てます?   府川きよし

誘惑に勝てます? 府川きよし

誘惑に勝てます? 府川きよし  「京浜詩派 211号」より
 

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花水川物語   府川きよし

花水川物語 三編  府川 きよし

花水川物語  府川きよし   02


花水川物語 三編  府川 きよし 「京浜詩派 210」より

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公園のダイヤモンド 府川きよし

公園のダイヤモンド 府川きよし


京浜詩派 208号より 「花水川物語163 公園のダイヤモンド」 府川きよし

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